大池俊の出会い、女の子を見る

出会い系と女の子の配信

不思議な少女3

僕たちが住んでいるところは関東地方とは言っても田舎である。

安い物件はたくさんある。

彼女は自分の部屋はいらない、と言う。

僕は自分の部屋がほしい。

寝室、自分の部屋、彼女がくつろげるリビング、ダイニングキッチン。

LDKの物件を探すことにした。

僕は車も使うから駐車場も必要だ。彼女は新しい自転車を欲しがった。それで通勤するつもりらしい。

「気に入ったら即決するから、良い部屋を出してくれ」と不動産会社の営業にプレッシャーをかけ、いくつか内見した。

「お客様、ここはオススメですよ。新築、防音、ペットは不可ですが駐車場も安いです。最上階に一部屋だけ空きがあります」

12階建てのマンションである。思ったほど家賃は高くない。

「ここがいい。あたし料理も覚える。普段はリビングでまったりしてるし。防音っていうのも便利な気がする」と彼女は言った。

僕は収入から考えて、生活費にどれだけかかるだろうか?思案した。

彼女の収入はなるべくあてにせず、自分で賄うつもりだ。

「心配いらないよ。あたしの働きは全部入れる」

彼女は真顔でそう言うが、女性は身の回りのものにも何かとお金がかかるだろう。

しかし、僕も腹を括った。このマンションを契約した。

「ベッド派?布団派?」

寝室のことを考えて彼女に聞いた。

「ちゃんとした寝床で寝たことがないの....。ベッドがいいな」

防音、それなりに大きなベッド。

まるでラブホテルに住むようなものじゃないか、と、そんな下世話なことを僕は考えた。

出会い系からの新生活。まだ実感が湧かないが、こんなこともあるんだな、と数奇な日々に思いを巡らせた。

 

では、また。